鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

アニメ表現のスゴさと、内容のなさのコラボ:映画評「夜は短し歩けよ乙女」

星野源の対談ムック本を読んでたら、彼が声優をやったこのアニメの話が出てて、その流れで。

 

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夜は短し歩けよ乙女

 

原作は森見登美彦。で、監督は湯浅政明。

湯浅さんは「スゴい」とは聞いてたんですが、実際に作品を観るのは、これが初めてかな。

デビルマンは「見なきゃ」と思いつつ、なんとなくスルーしてますんで…

 

いやぁ、でも実際に見て、

「あ、確かにこれはすごいや」

と思いました。

もう、初っ端からそのアニメ表現の質の高さに引っ張り込まれます。

ここら辺、(方向性は違うんだけど)「スパイダーバース」にも通じるかな?

 

でもって「話の下らなさ」w。(褒めてます)

これは原作がそうだから、まあそのまんまとも言えるんですが、アニメの技術と演出のスキルが高いだけに、そのギャップがまた際立つという…。

それが狙いでもあるんでしょうけど。

 

前半のリアルとファンタジーが重なるあたりが実に楽しくて、ファンタジー面が強くなる終盤の展開は逆に飽きちゃった感もなきにしも…ですが、それはまあ人それぞれ。

「湯浅政明」という存在のスゴさってのは、確かに認識することができました。

 

「DEVILMAN crybaby」

観なきゃなぁ。