鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

<その時>が来た…

ルドガー・ハウアーの逝去の報。

https://theriver.jp/rutger-hauer-dies/

 

彼の人生がどうだったのか、僕にはなんとも言えませんが、ブレードランナーのロイ・バッディで、僕にとっては忘れ得ぬ役者となっています。

 


I’ve seen things you people wouldn’t believe.

Attack ships on fire off the shoulder of Orion.

I watched C-beams glitter in the dark near the Tannhäuser Gate.

All those moments will be lost in time, like tears in rain.

Time to die.

 

お前たち人間には信じられないものを俺は見てきた。

オリオン座の近くで燃える宇宙船

タンホイザーゲートの近くで闇に閃くCビーム

…それら全てのことが、時とともに消えていく

雨の中の、涙のように。

…<その時>がきた

 

 

僕たちは、この時代、この時、この場所、この体に囚われている。

いずれこの世を去る時、

僕が経験してきたことも、考えていたことも、想いも、喜びも、後悔も、愛も、憎しみも、

全てが、僕という存在とともに失われていく。

「雨の中の涙」のように。

 

それを悲観的に考えるのではなく、それでも「何か」は残るのかもしれない、と一抹の想いを持つこと。

僕という存在が、なんらかの影響と痕跡を、残すことができるのかもしれないと、微かに願うこと。

 

自分が見ることはない<未来>にそんな可能性を見ることを、ロイの最期は僕に教えてくれた。

 

彼がデッカードに「何か」を残したように。

僕に「何か」を残してくれたように。

 

僕がブログを書いたり、SNSなんかするのも、そんなことを期待して、かもねw。

それを見ることは決してないんだけど。

 

ルドガー・ハウアー、ありがとう。

ご冥福を。

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