鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

「役割」を終えた向こう側:映画評「トイストーリー4」

完璧と思えるラストを見せてくれた「トイストーリー3」の、まさかの続編。

でもやっぱりピクサーはやってくれます。

 

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トイストーリー4

 

前作でアンディからボニーに受け継がれたオモチャ達。

でも次第にウッディはボニーに必要とされなくなって…。

 

1作目でアンディの「一番」をバズに奪われそうになったウッディですが、一貫して持ち主である「子ども」には忠実でした。

アンディもその忠実に応え、幸せな子ども時代を共に過ごし…

 

しかしその「役割」をウッディが終えなければならなくなったとき、自分自身の存在意義を彼はどう定義し直すのか。

その時下す彼の「決断」は?

 

「3」には登場しなかった「ボー・ピープ」の鮮やかな再登場。

「2」以降の<人生>の中で彼女が下した決断と<今>がウッディに<可能性>を見せてくれる。

その上での「決断」には、ある種の爽快感と哀しみが入り混じります。

 

だってその「役割」はそれまでの自分の存在意義そのものだったから。

その「役割」こそを自分は一番上手くやってこれたのだから。

 

…でも、やっぱりコレが「正解」だよね。

 

さすがにコレで「続編」はないかなぁ…。

(また裏切られるかもしれないけどw)

 

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ちなみに前作もなかなか<ホラー>でしたが、今作の<ホラー度>は前作を超えてると思います。

まじ、怖かったw。