鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

よく出来てるけど、なんか妙:映画評「エンド・オブ・トンネル」

どっかの映画評で高評価を得てるのを思い出して、Amazonプライム・ビデオで視聴。

面白かった。

…けど、なんか妙な感じも…

 

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「エンド・オブ・トンネル」

 

妻子を交通事故で亡くし、自分も車椅子生活になった主人公が、妻子(特に娘)の想い出のエコーする「家」に囚われてしまったのを、<新しい家族>を得ることで、その呪いから解放される

 

…アウトラインはこんな感じかな。

その「呪い」を解く手段がやたらと血生臭い…ってのがあるわけですがw。

 

違和感の一つは、

「なぜ主人公がこの選択(銀行強盗の上前をはねる)をしたのか」

さらにはその過程で、

「ヒロインにこんな仕打ち(薬を盛って監禁)する必要があったのか」

ってあたりも。

ここら辺が作品全体の方向性をちょっと変な感じにしてるように感じられた訳です。

 

脚本は見事で、終盤の伏線回収も「ふむふむ」って感じだったんですけどね。

「偶然すぎる」って評も聞きますが、それも含めて「あり」と言うのが僕の立場。主人公は「金」が欲しかった訳じゃないですから。本音のところでは。(そしてラストでは欲しかったものを手に入れる)

 

…という意味で「スッキリ」って感じじゃないところもあるんですが、トータルでは「満足」の作品。

ヒロインの色っぽさも堪能できますw。