鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

戦闘態勢のリスベットがカッコいい:映画評「ミレニアム」シリーズ

ハリウッドでも映画化されている「ミレニアム」シリーズの、スウェーデン本国での映画化版。

なんせ3作とも2時間半近い。1作目は観たものの、続きを観るのは躊躇してたんですが、友人の勧めもあって、ようやく観てみました。

観てよかった!(赤松くん、ありがとう)

 

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ドラゴン・タトゥーの女

 

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火と戯れる女

 

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眠れる女と円卓の騎士

 

「こういう話だったなぁ」

と改めて確認。

1作目のオドロオドロしい「館・一族もの」から、焦点がリスベットに移って、2作目が「サスペンス・アクション」、3作目で「国際陰謀・法廷スリラー」と、一作ごとに毛色を変えながら、どの作品も水準の高いエンタメものになってます。

中心となるのは「リスベット・サランデル」というヒロインで、彼女のキャラクターを深めていく中から、(原作も、映画も)「一味違う」シリーズになってます。

原作を読んだときは「アクション満載の2作目が一番映画向きかな?」と思ってたんですが、続けてみると3作目が一番緊張感があって面白かったですね

ま、1作目・2作目と観た上じゃないと、「なんのこっちゃ」ではありますがw。


映画の「リスベット」は、どれも良かったと思います。(「蜘蛛の巣を払う女」のリスベットは、ちょっと「弱さ」が前に出てる感じもありますが)

このシリーズでも、3作目、リスベットが「武装」して法廷に赴くシーンなんか、グッとくるもんありましたしねぇ。

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…とは言え、改めて思うのは、

「この3部作で終わらせてて、よかったんちゃう?」。

原作者も亡くなってますし。

ちょっと肩透かしだった5作目のことなんかを考えると、改めてそんな気分になります。


読まなきゃいいだけなんですけどねw。