鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

「ありがち」ですが:読書録「パリ警視庁迷宮捜査班」

・パリ警視庁迷宮捜査班

著者:ソフィー・エナフ  訳:山本知子・川口明百美

出版:ハヤカワミステリ(Kindle版)

f:id:aso4045:20190521084909j:image

 

問題児ばかりの警察官を集めて捜査班を作り、「迷宮事件」捜査をあてがって厄介払いしたつもりが、意外にも…

 


ってのは、最近では「ありがち」な設定w。(「特捜部Q」とか)

「意外な犯人」の方も、まあ…

なんですが、結構楽しめました。

「定番」には「定番」の楽しみってのがあるんですよね。

 


もちろんそれも書く側の「腕」あってこそでしょうが、本作についてはそれも「◯」。

シリーズ化されたようですが、頷けますし、読んでみたいなと思います。

(捜査班を率いるトップは37歳の女性警視正。

個人的には勝手に「天海祐希」をあてて読んでましたw)

 


作中、何度か「ノートルダム大聖堂」の描写や言及があります。

パリの描写には欠かせないものなんだってことを再認識するとともに、

「燃えちゃったんだよなぁ…」

と感慨深く。

(見たこともないくせにw)