鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

やっぱ、オモロいわ:読書録「ぼくは勉強ができない」

・ぼくは勉強ができない

著者:山田詠美

出版:文春文庫(Kindle版)

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「裏・読書」を読んで、久しぶりに読みたくなって。

http://aso4045.hatenablog.com/entry/2019/05/01/200720

多分、4、5回目だと思うけどw。


出版されたのが「93年」。

その頃は山田詠美さんにはチョット苦手意識があったんでw、多分初めて読んだのはその2、3年後じゃないかなぁ。(「河よりも長くゆるやかに」を連想した記憶があります)

そのあと手のひらを返したような山田詠美ブームが僕的にはあったんですが、それを経過しても、僕にとっては山田詠美ベストはコレですね。

ご本人は嫌がるかもしれないけどw。


この文春文庫版には冒頭に「その後に時田秀美くん」の<インタビュー>が書かれています。

チョット宣伝ぽいけど(秀実くんが再登場する「賢者の愛」とかの)、コレも前に読んでますね。(立ち読みかなw)


手塚マキさんは「自分の高校時代を思い出して懐かしく読んだ」みたいなことを書かれてましたが、僕にはこう言う「青春」はなかったなぁ。

それをチョット寂しく思ってたのが、

「まあ、それはそれ」

って思うようになったってのが、僕の成熟(老熟?w)かしらん。


本作に出てくるイヤな大人たち


こんな風になりたくない…と当時も思ったし、今も思ってるけど、どうかな?

あんまり子供たちに合格点もらえるような気はしないなw。


さて、こう言うのって「今」的にはどうなんだろう?

絶対に親や教師から薦められない本

って感じだったけど、教科書に掲載されかけたこともあるらしいですしね〜。

今じゃ「当たり前」?

 

それはそれで怖いな〜w。