鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

ダイナミックと言うか、雑と言うかw:映画評「流転の地球」

中国製作のSF巨編で、中国で大ヒット!

…と言うことで、どんなかな〜と思ってたんですが、日本じゃNetflixオリジナル公開でした。

https://virtualgorillaplus.com/movie/the-wandering-earth-usa-reviews/

 

f:id:aso4045:20190503210433j:image

「流転の地球」


太陽の膨張により地球が滅亡するのを避けるため、地球の自転を止め、半球に噴射装置をつけて軌道から外し、別の恒星系に2500年かけて移動する。


コレが背景にある「計画」!

映画自体はその計画の遂行途中、木星に墜落しそうになるのを防ぐために…と言うストーリーになってます。

で、この脱出方法ってのが、また…。

 

基本「アルマゲドン」で、あれも相当雑な計画だったように思いますが、こっちの方がスケールは大きく、その分雑さも…って感じです。

CGとかが安っぽくなくて、展開にもストーリー感があるのには感心しましたがね。


ただまあ、僕としては主人公の青年と少女の行動の目的が今ひとつピンとこなくて、それがノイズとなって中盤くらいまで乗り切れませんでした。

終盤のアルマゲドン展開には、定番的に泣かされもしたんですけどね〜。


「アベンジャーズ  」シリーズなんかと比較すると、こう言う多視点の物語を語る語り口(脚本と演出)はまだまだ…ってところはあるでしょう。

でもこう言うスケール感のある作品を作れるってのは、エンタメにおける中国の地力が上がってることを証明してるとも言えますね。

それなりに楽しめましたよ。

(Netflixオリジナルだからってのもありますが)


ま、雑なSF作品という点では、日本もヒトのことをどーこー言える実績じゃありませんからw。