鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

なんか唐突なラストって気もせんでもないけど:読書録「円環宇宙の戦士少女」

・円環宇宙の戦士少女

著者:クローディア・グレイ  訳:中原尚哉

出版:ハヤカワ文庫(Kindle版)

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表紙が目について、思わず買っちゃった作品w。

ラノベじゃないけど、テイストとしてはちょっと近いとこあるかな?


地球と戦う植民惑星の戦士少女が、30年間閉じ込められていた地球側のAIアンドロイドと、自分の星を守るために旅をする。

その過程で二人の間に感情的な繋がりができ、メカであるはずのアンドロイドにも変化が…


という、なんかドッカにありそうな設定w。

旅の途中で色んな出会いが…ってのも、パターンではありますかね。

このアンドロイドが実は特別な目的で作られていて…って「実は」の部分も、割と察しがつきやすいネタではあります。


じゃあ面白くなかったか、って言うと、そんなことはなくて、テンポ良く、バランス良く展開するストーリーは楽しませてくれます。

終盤の展開は足早過ぎる気もしますが、描きたかったのが、アンドロイドの自我(魂)の芽生えと、ヒロインとの関係…と思えば、まあ「あり」かな、とも。


「引き」としては「続編」があってもおかしくない雰囲気。

あってもなくても良いと思いますが、あったら読むかな?