鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

筒井さんの言う通り:読書録「涼宮ハルヒの溜息」「涼宮ハルヒの退屈」「涼宮ハルヒの消失」

・涼宮ハルヒの溜息

f:id:aso4045:20190204222208j:image

・涼宮ハルヒの退屈

f:id:aso4045:20190204222256j:image

・涼宮ハルヒの消失

f:id:aso4045:20190204222241j:image

著者:谷川流

出版:角川スニーカー文庫(Kindle版)


筒井康隆によれば、シリーズ最高傑作は「涼宮ハルヒの消失」。

ただしそのスゴさを理解するには「消失」を読むだけじゃダメで、先行作も順番に読まなきゃダメ。

 

…と言うことで、読みましたよ。

週末、時間もありましたんでねw。

 

で、結論。

確かに「涼宮ハルヒの消失」は傑作。

 

ま、「シリーズ最高傑作」かどうかは、後を読んでないんで断言できませんが、

「そうなんじゃないかな~」

と思わせるものがあります。

 

「憂鬱」を読んだ時、

「要は<うる星やつら>じゃん」

と思ったんですが、その線で行けば、本作は「ビューティフル・ドリーマー」。

 

バクに作られた「ラムの夢の世界」

○○に作られた「常識的なハルヒの世界」

 

主人公(あたる/キョン)はその中で「非日常が日常であるドタバタ世界」を自ら<選択>します。

(ま、キョンはあたるほど往生際は悪くありませんがw。)

こう言うの、なんかイイんですよね。

 

ちなみに「涼宮ハルヒ」について色々調べると、結構

「長門有希」推し

を見かけたんですが、正直、「退屈」までは「?」でした。

 

でも「消失」を読んで「!」。

 

いやぁ、コレは「推し」になりますわ~。

どっちがヒロインやねん

って感じもあるけど、コレはな~。

「ビューティフル・ドリーマー」を凌駕してんのは、ココ!って強く言いたくなりますw。

(50超えたおっさんが、何言っとんねん)

 

まあコレで当面「涼宮ハルヒ」はいいかな、と思ってるんですが、しかしココまで錯綜したタイムパラドックス、どうすんでしょう?

ドタバタ・コメディながら、割とそう言うとこは放ったらかさないのが、この作者って読みもあるんで、もしかしたらそこら辺の超絶解決が続編の中には有るのかも…。

 

すげ~ヒマになったら、もしかしたら続きを読むかもしれません。