鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

「少年ジャンプ」やなぁ…:読書録「錆喰いビスコ」

・錆喰いビスコ

著者:瘤久保慎司

出版:電撃文庫(Kindle版)

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「このライトノベルがすごい!2019」で文庫部門【総合】【新作】で史上初のダブル1位を受賞した作品。芥川賞・直木賞には食指が動かないのに、コッチを読んじゃうってのも…w。


さすがに面白かったです。

作品のノリとしては「友情・努力・勝利」の「少年ジャンプ」的な展開で、スピード感のあるアクションと、イメージ豊かなデストピア(キノコ!)、強さのインフレーション、腐女子向けサービスとしてちょっぴりBLw…って感じでしょうか。

終盤の展開には確かに「胸熱」なものがあります。


でもその完成度が高いだけに、

「これで続編ってのは…」(現在、3作目まで出ています)

ってのはあるかなぁ。

まあラノベの場合、人気が出たらシリーズ化ってのは宿命のようなものですが(そこも少年ジャンプ的w)、ちょっと残念な気もします。

(設定的に「どろろ」っぽい連作になるんですかね。それはそれで面白そうとも思うんですが)


息子に渡して、息子が続きが読みたいって言ったら、続編を買ってもいいかな。

今のところはそんな気分です。