ハリー・ディーン・スタントンの「遺作」ですかね。
まあ、91歳ですから。
それで最後が「主演作」なんだから大したもの。
「ラッキー」
映画としては、家族もなく、独りで暮らす老人が、自分自身の「老い」と向き合いつつ、街の人々との交流が描かれる中で、「ある境地」に達する姿が描かれています。
主人公の「ラッキー」と、演じる「ハリー・ディーン・スタントン」が境界が曖昧な感じになって…って、別にハリー・ディーン・スタントンの「何」を知ってるってわけでもないんですけどw。
ストーリーとしては「?」なところもあるんですが、着地点は比較的分かりやすい。
ラストの表情は、「あざとい」っちゃあ、「あざとい」かなw。
(「戦場のメリークリスマス」のビートたけしのラストシーンを思い出しました)
でも1時間半の映画ですから。
味のある爺さんの振る舞いを眺めるだけで、それはそれで楽しめます。
こういう老い方も、それはそれでイイよね。
自分自身、歳を感じることが増えてきてる中で、そんな風に思ったりもしました。
まあ、ここまで「独り」を貫ける自信はないですけどw。