Netflixオリジナル製作ドラマ。
原作はPKディック賞受賞の作品とのこと。
ドラマとしてはSFアクション・ハードボイルドに仕上がっています。
「オルタード・カーボン」
原作がどうかは読んでないんで分かりませんが、ドラマの方は完全に「ブレードランナー」的世界。
それが安っぽくなく、良い感じに出来てるところが驚き。
個人的にはコレで「8割方オッケー」ですw。
全体としては、
1話はサイコー。
中盤はストーリーの複雑さもあって、「?」な感じも若干。
VR拷問のシツコさは、ちといただけません。
終盤一気に「ネタあかし」となりますが、どこまで理解出来たのかは、正直疑問…。
なんかその過程もグダグダだったしな~。
まあでも「ハードボイルド」ってそ~ゆ~モンっちゃあ、そう言うモンですからねw。
しかし結局全ての元凶は「ブラコン」の「ヤンデレ」。
それがここまで壮大な悪夢を生み出すとは…。
「不死」になってなお、人間的欲望に振り回されるってのも、どうかってのもあります。
その挙句、「法の裁き」を恐れたりして…。
原作もこうなんでしょうか?
意識が電子化され、肉体(スリーブ)を入れ替えることが出来る世界。
ディック的にはそこに「自己認識」の揺らぎや曖昧さがテーマになるんでしょうが、そこまでの「深み」はなかったかな(チョコっとそう言う展開はあるんですが)。
でも「アンドロイドは電子羊の夢を見るか?」よりエンタメ寄りにした「ブレードランナー」がそれはそれで哲学的な部分を持つように、本作にそれらしき「何か」は感じられます。
ま、ブレードランナー・シリーズほどじゃないですがw。
シーズン2の製作も決定してるとか。
スリーブが変わっちゃうから、キャストは一新でしょうが、それはそれで楽しみ。(ポーは復活して欲しいなぁ)。
あと原作も機会があったら読んでみたいですね。