鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

よ~分からんトコもありますが:ドラマ評「オルタード・カーボン」

Netflixオリジナル製作ドラマ。

原作はPKディック賞受賞の作品とのこと。

ドラマとしてはSFアクション・ハードボイルドに仕上がっています。

 

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「オルタード・カーボン」


原作がどうかは読んでないんで分かりませんが、ドラマの方は完全に「ブレードランナー」的世界。

それが安っぽくなく、良い感じに出来てるところが驚き。

個人的にはコレで「8割方オッケー」ですw。


全体としては、

1話はサイコー。

中盤はストーリーの複雑さもあって、「?」な感じも若干。

VR拷問のシツコさは、ちといただけません。

終盤一気に「ネタあかし」となりますが、どこまで理解出来たのかは、正直疑問…。

なんかその過程もグダグダだったしな~。

まあでも「ハードボイルド」ってそ~ゆ~モンっちゃあ、そう言うモンですからねw。


しかし結局全ての元凶は「ブラコン」の「ヤンデレ」。

それがここまで壮大な悪夢を生み出すとは…。

「不死」になってなお、人間的欲望に振り回されるってのも、どうかってのもあります。

その挙句、「法の裁き」を恐れたりして…。

原作もこうなんでしょうか?


意識が電子化され、肉体(スリーブ)を入れ替えることが出来る世界。

ディック的にはそこに「自己認識」の揺らぎや曖昧さがテーマになるんでしょうが、そこまでの「深み」はなかったかな(チョコっとそう言う展開はあるんですが)。

でも「アンドロイドは電子羊の夢を見るか?」よりエンタメ寄りにした「ブレードランナー」がそれはそれで哲学的な部分を持つように、本作にそれらしき「何か」は感じられます。

ま、ブレードランナー・シリーズほどじゃないですがw。


シーズン2の製作も決定してるとか。

スリーブが変わっちゃうから、キャストは一新でしょうが、それはそれで楽しみ。(ポーは復活して欲しいなぁ)。

あと原作も機会があったら読んでみたいですね。