鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

割とサラッと戻ってきましたなw:読書録「沈黙のパレード」

・沈黙のパレード

著者:東野圭吾

出版:文藝春秋

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「ガリレオ」シリーズ最新作。

前作で渡米し、一旦はシリーズの終了を匂わせながら、久々の(3年くらい?)再開となります。


…ってまあ、割とアッサリ戻ってきてるんですけどねw。そこら辺に特段のドラマはなく、いつものメンバーが登場します。

作中、「容疑者Xの献身」に言及するシーンがあって、そこにシリーズものとしての繋がり(物語的には独立してます)を感じさせたりもしますがね。


個人的にはこのシリーズは短編向きと思ってて、それは本作にも同じように感じました。

基本的トリック(ここが大掛かりな科学的物理トリックなのが「ガリレオ」ですが)は一つですから。

トリックそのものが焦点でなく、それを巡る人間模様が長編版のメインとなるんですけど、個人的にはちょっとそれが面倒くさいw。


とは言え、「東野圭吾」ですから。

読み始めたら、一気に最後まで。読んでる間は十分に楽しませてくれます。

シリーズ再開を喜ぶ…ってとこまではないけどw、続きがあったらまた買っちゃうでしょうね。多分。


本書の後半には湯川教授がギターを弾くシーンが出てきます。

「福山雅治での映画化を意識してる!」

ってのが妻のコメントでしたがw、さてどうでしょう?(確かに唐突ではあります)

「真夏の方程式」の映画が良かったんで、観てみたい気はするんですが。