ダンケルク脱出作戦の直前。
政治的にも追い込まれて、弱り切っていたチャーチルが「徹底抗戦」を決断したのは。
「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」
原題「Darkest Hour」。
追い込まれたチャーチルの憔悴ぶりと孤独感はちょっとギョッとします。
アカデミー受賞のゲイリー・オールドマンの「化けっぷり」は素晴らしいですけど、求められたのはこの演技力なんでしょう。
目の間隔とか、全然違いますからw。
心底「貴族的」だったチャーチルがどこまで「市民」のことが理解できてたのかは分かりませんが、この苦境の中で「立ち上がる」決断をするには、個人を超えた「何か」が必要だったのかもしれません。
(歴史は「宥和政策」の愚かさを証明していますが、本作では「一理ある政策」としてチャーチルを追い詰めます)
「戦うべきとき」の決断。
そして「やめるべきとき」の決断。
日本人としては対としてこちらも観るべきかと。
http://aso4045.hatenablog.com/entry/20150808/1439019577
「正解」のない中で何をなすべきか。
それこそ「答え」はないのですが。