鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

オッサンたちの物語:映画評「さよなら、僕のマンハッタン」

「(500)日のサマー」「gifted」のマーク・ウェブ監督作品。

…って、この二作は見てなくて、「アメージング・スパイダーマン」だけなんですけどね、観てるのはw。(面白かったですよ)

 

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「さよなら、僕のマンハッタン」


ジェフ・ブリッジズのナレーターが挟まれる形式を考えると、物語全体が、彼の書いた小説…という見方も出来るけど、まあそこら辺はあまり踏み込まなくても良いかな?

別に「信頼出来ない語り手」の物語ではなさそうですし。

ただアート系の小説家の作品にして、「このストーリーはどうなん?」とは思いますけどねw。(一応「謎」はあるんですけど、ちょっと浅いと言いますか、何と言いますか…)


でも「映画」としては楽しめました。

構図とか、編集とか、音楽の使い方とか。(思ってたより、「音楽映画」じゃなかったですけど)

「ちょっとしたファンタジー」と思って観れば良いんじゃないかなぁ。そう思えば、ラストの落ち着きどころも、まあ…。


物語としては主人公の青年の「成長譚」。

でも推進力はオッサンたち(ジェフ・ブリッジズ、ピアーズ・ブロスナン、シンシア・ニクソン)の物語にあります。

これもまあ「ありがち」っちゃあ、「ありがち」ですがねw。