鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

その覚悟はあるか:映画評「ペンタゴン・ペーパーズ」

何より驚くのは、コレを「レディ・プレイヤー1」と並行して仕上げたってこと。

なおかつ、エンタメ映画として一級品の「レディ・プレイヤー1」に並べて、極めて上質なドラマに仕立て上げてるってこと。

どんだけ凄いねん、スピルバーグ。

 

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「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」

 

まあ「今作らなければ」ってのは分かります。

フェイクニュースに翻弄されるアメリカのマスメディアの状況を踏まえると(それはニュースがワイドショー化してる日本にも通じることですが)。

加えて「MeToo」運動に見られる女性の地位向上へのウネリも。

それらをシッカリ視野に入れながら、チャンと「観れる」映画にしてるとこが、また「スピルバーグ」。

(もちろんメリル・ストリープ、トム・ハンクスの演技もありますがね)

 

メディアに対するエールもあるんでしょうが、

僕はSNS、特にFacebookへの投げ掛けも感じましたね。

「その覚悟はあるのか」

「その覚悟を持て」

ザッカーバーグがどう思ったかは知りませんがw。

 

「レディ・プレイヤー1」、本作。

どちらも観るべき映画。

特にコッチは「今こそ」…ですな。