東洋経済の記事。
「メガバンク3行の「人員削減計画」は甘過ぎる!」
http://toyokeizai.net/articles/-/206598?display=b
「メガバンク3行」とありますが、結構保険業務についてもコメントされています。
自動車保険の商品開発については、日本の場合は等級制度などもあって、アメリカと同じように進展するとは思えない部分もありますが、作業系業務へのRPAの導入であるとか、損害サービスにおける写真鑑定の活用、引受査定・損害サービス両局面でのスマホの活用とか、間違いなくそういう方向性に影響が出てくる業務はあると思います。
<アメリカの大手の保険会社でも、新しく起業した保険会社の手法やベンチャー企業の技術を貪欲に取り入れて、できるかぎりすべての業務を簡素化して、コスト削減につなげる取り組みを進め始めています。これからの保険会社の経営目標は、店頭の窓口や保険の勧誘、対面の手続きなどをできるだけ省き、業務にかかる人件費を抑えることになってくるでしょう。>
日本の損害保険業界の場合は、顧客接点については代理店さんにになっていただいていると言うビジネスモデルとなっていますが、この代理店さんの現場も含めて、こういう流れ(ひと言で言えば「業務生産性の向上)が出てくる可能性は無視できないと思います。
もちろんそれとは違う形で顧客接点を強化していくという方向性もあるわけで、そこら辺はまさにビジネスモデルの勝負ということになるでしょう。
いずれにしても、自分たちの「強み」をどうやって確立するかと言うことですね。
少し前に、自動運転車には運転記録装置の設置義務を付けるといった法整備が検討されていると言う記事もありましたが、これなんかも損害サービスの現場を大きく変えていく要因の1つだと思います。
その前に、ドライブレコーダーがどんな風に損害査定に影響しているかっていうのも気になるところ。
いずれにしても時代が変わりつつあると言うのは間違いないと思いますね。