鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

そうそう。こういう話でした。:映画評「ドラゴン・タトゥーの女」

シリーズ最新作の第5作を読んで、

「そもそもどういう話だっけ?」

ってことが気になって映画第1作を見直すことに。

デビット・フィンチャーのハリウッド版はもちろん見てるんですが、今回はその元になったスウェーデン版を見ることにしました。

これも、結構評判が良いですからね。

 

 「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」

 

そういやもともとはこんな感じのミステリーだったんだよなぁ。

…と言うのが見終わった後の感想。

第2作目以降の印象が強いので、なんとなく国家の陰謀路線が頭の中に残ってるんですが、第1作は、陰惨ではあるけど、ミステリーの枠には収まった作品だったんですよね。

そこら辺をスウエーデン版はキッチリと作っています。大仰な音楽の使い方とか、フィンチャーに比べれば全然洗練されていませんが、原作への忠実度と言う点ではこちらの方が上でしょう。

もともとの目的にはこちらの方が合致していてよかったです。

150分は長いですけどw。

 

2作目・3作目はどうしようかなぁ。

原作から考えると、2・3 は 一連の作品と言ってもいいと思います。

でも4時間以上かかるんですよね、続けてみると。

まぁ、余裕と体力がある時にw見る候補にしておきましょう。

 

ちなみに演じている役者さんはハリウッド版に比べれば地味ですが、原作の雰囲気にはこっちの方が合致しています。

地味とか言ってるけど、主人公の2人は本作をきっかけに今はハリウッドでも活躍しているんですがね。

そういや、最新作はどんなのに出てるのかなぁ…と探してる時に記事を見つけたんですが、主人公の記者を演じていたミカエル・ニクヴィストさんは、昨年肺がんで亡くなったようです。

ミッション・インポッシブルとかジョン・ウィックで結構いい悪役やってたんですがね。残念です。

ご冥福を。