鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

どうも後味がなぁ…:読書録「ルビンの壺が割れた」

・ルビンの壺が割れた
著者:宿野かほる
出版:新潮社

ルビンの壺が割れた

ルビンの壺が割れた


たしか伊藤洋一氏が「面白い」とどっかで言ってたんですよね。
150ページくらいの中編。
1時間くらいで読めて、最後には「う〜ん」。


まあ、よくできてると思います。
フェイスブックのメッセージを通じてのやりとりだけで成立していて、それでいて話のイメージはどんどん変わって行って…。
一気に読んじゃったのは確か。


ただ個人的には後味が…。
これ以上書いちゃうとネタバレになっちゃうような作品なんで書きませんが、僕自身は「買わない」し、「よくできてる」とは思いますが、「上手い」とまでは思わないですかね。


趣味が分かれる作品ってことかなぁ…。