- 作者: 高城剛
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/08/03
- メディア: Kindle版
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僕にとって高城剛氏は、色々新しいものを試しに使ったり、自分が行けそうもないところに自ら赴いて行動してくれたり…という感じで、「実験台になってくれる人」的な位置づけです。
ま、「鉱山のカナリア」ですなw。
本書はその高城氏が、「先端医療」について、自らを実験台にして得た知見なんかも絡めつつ論じている作品。
ヨガやらアーユルヴェーダにハマりつつ、オーガニック食品を食べ、サプリを飲みまくり、流行の健康療法に次々と取り組む。
…自身でコメントされてるように、何だか一貫してるんだか、してないんだかわかんないんだけど、それが「高城剛」w。
「正解」かどうかはわかんないけど、「兎に角、やってみよう」というところです。
大筋は「遺伝子ゲノム解析」なんですけどね。
その上に、AIやら最新技術が絡んできて、医療の括りが「マス」から「個」になって行く。
その流れから、「予防医療」「予測医療」へと医療が移って行くのではないか?
ベースにあるのはそういう認識だと思います。(もっと「トンデモ本」みたいなのかと思ってたんですが、そうじゃなかったですw)
今だって、健康のために運動したり、食事に気をつけたりする人は多いですからね。
それが遺伝子ベースでパーソナライズされた「療法」になって行く…と言うと、ちょっと簡略化しすぎかしらんw。
これからのことを考えると、医療財政やら医療格差やら、医療過誤の問題やらと色々絡んできて、なかなか簡単には進まないでしょう。
一方で、「自分の生き死に」が絡んできた時、特に富裕層が「制度」の整備なんか待たないってのも確かなところ。
その中で医療の分野が「制度」の面と、「施術」「治療」の面で、どう言う方向性を目指すのか?
これが次の課題でしょうか?
高城氏はそんなことに興味はないかもしれませんがw。
さて「鉱山のカナリア」がどこまで行ったかは分かりました。
じゃあ、自分は?
う〜ん、まだここまではやる気になれないかなぁ。
でもApple Watchのヘルスケア機能には期待してるし、その延長としての「予防医療」は現実的な視野に入ってるんじゃないかと思います。
Human3.0はチョットどうか、分かりませんがねw。