鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

先へ進むべきか…「ローダンNEO1 スターダスト」

・ローダンNEO1 スターダスト
著者:フランク・ボルシュ 訳:柴田さとみ
出版:ハヤカワ文庫

スターダスト (ローダンNEO 1)

スターダスト (ローダンNEO 1)


E.R.バロウズスペースオペラに10代にハマった僕は、当然「ローダン」シリーズも気にかけていました。
しかしながらその時点で既に何十巻かになってて、しかも本国(ドイツ)ではまだ連載中というのに恐れをなし、結局一冊も読まず(今やハヤカワ文庫で500巻以上。本国連載はまだ続いていますw)。


今日、本屋に行ったら、その「リブート」版として本作が出版されてました。
「まあ、どんなもんか、読んどいてもいいかな」
と買っちゃいました。


う〜ん、ローダンってこんな話だったんだ。
SF的な設定が「ヌルい」感じがするのは、まあ元が元だけに…と思いますが(1961年にスタートしたシリーズです)、国家間の軋轢や組織に対するネガティブなスタンスは、例えばバロウズや、キャプテン・フューチャーレンズマンなんかの、ひと世代前のスペースオペラとは違う印象があります。
登場人物の一人であるスパイが、国家への反逆をし、逃亡する下り。


<アラン・マーカントは反逆者だ。
そして今、これまでの人生をすべて捨て、先へ進もうとしている。
かつてないほどに自由な気分だった。>


まあ、こういうスタンス自体が理想主義的な牧歌性に支えられてるとも言えなくともないですがね。


このリブート版。
2011年にスタートし、本編と並行して今も連載中とか。
もう第10部くらいになってて、本作はその「第一部」の冒頭部分。どうも8冊で「第一部」ということになるようです。
これは予想外。一話完結かと思ってたら、違うんですね、これが。


せめて「第一部」は読もうかな?
しかし、8冊ってのは…。


と言うことで、来月2冊目が出版されるまで、悩むことになりそうです。