鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

一番大切なのは、そばにいる人:映画評「イップ・マン 継承」

PCで香林坊のミニシアターで公開されてるのを見つけて、慌てて観に行きました。
ロードショーは難しくなってるんですかねぇ。いいシリーズなんだけどなぁ。



「イップ・マン 継承」


原題は「葉問3」。4作目の話もあるようですが、ストーリーとしては一区切りという感じです。
マイク・タイソンとのファイトシーンもありますが(これはこれで迫力あります)、アクションのメインはラストの同門対決。スピンオフも企画されてるらしいマックス・チャンとのファイトは、「正統派カンフー」アクションで、実に魅せてくれます。


でもメインストーリーは「アクション」じゃなくて、「夫婦愛」。
前半、
「なんて夫(葉問)のことがワカンねぇ、やな奥さんなんや」
と苛立ちすら覚えていたんですがw、中盤以降は二人の寄り添う姿に胸を突かれます。
葉問が「泣く」シーンなんて、過去作にあったかな?


まあウィキペディアを読むと、史実ではこういう展開はあり得なかったようなんですが(https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E8%91%89%E5%95%8F)、そんなこたぁ、どうでもいいw。
エレベーターでのファイトのシーンは、アクションでありながら二人のラブシーンとしても秀逸なシーンに仕上がってると思います。


「4」はブルース・リーかな?
息子との話なんかも絡んで来るのかもしれません。
それはそれで楽しみではありますが、葉問の「恐妻家」ぶりが見られないのは、ちょっと寂しいなぁ、などとも感じてるところです。