鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

もっとハチャメチャを期待してたんですが:映画評「高台家の人々」

最近の漫画の実写化は結構レベル高いですからね。
ちはやふる」「帝一の國」とまでは行かなくても、「俺物語」くらいは…と期待してNetflixでDLして、サンダーバードの中で視聴。
…う〜ん、もうひとつ、かなぁ。


高台家の人々


前半は結構イイんですよ。
綾瀬はるかが「冴えない」女子をイイ感じで演じてますし、彼女の「妄想」もなかなかポップなノリで楽しめます。塚地武雄の七変化も笑かしてくれます。
…でも中盤以降の展開がねぇ。


いや、「テレパスとの生活」ってことを考えたら、こういう「悩み」は当然。だからそこを「描きたい」ってのも分からなくはない。
でも見方を変えれば、「当然」なんだから、そこを深掘りしたって、そうそう面白いものはないんですよw。
それよりは折角の「妄想」というネタ。
もっともっとブチ込んで、引っ掻き回して大笑いさせ、最後の最後になって、「5分」くらいでホロッとさせればイイんじゃないですかね。(祖父の回想なんか、それにウッテツケだしw)


個人的には市村正親と塚地武雄の「妄想」での暴走演技が見てみたかったなぁ。
それに大地真央が絡めば、なおOK。
そこらへんの資質も十分にありそうなっで、ホント勿体ない思いです。
「ガキ使」絡みだと、斎藤工も、結構その線は行けそうですが…w。


「映画」だからって構えずに、思いっきりバカをやれば、それはそれで良し。
なんかそこら辺が吹っ切れてないところが、実に残念な作品でした。
ネタも俳優もいいのにねぇ…。