鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

実行するかしないかは「哲学」次第:読書録「勝間式超ロジカル家事」

・勝間式超ロジカル家事
著者:勝間和代
出版:アチーブメント出版

勝間式 超ロジカル家事

勝間式 超ロジカル家事


Facebookで流れてきた勝間さんの「台所」の写真が、まるで「ウルトラ警備隊」の司令基地みたいになっててw、
「なんじゃこりゃ」
ってとこから久しぶりに読んでみた勝間本。
「効率的な家事の仕方」がテーマです。


個人的には「とにかく自分が実験台になってやってみる」って勝間さんの姿勢は好きなんですよ。本作のオビには西原理恵子氏が登場してますが、まあ通じるところがあるかな。
ただ「やってみる」ことが自分と関係がなかったり、興味がないことだったりすると、読まなくなっちゃうってのがあって、最近の勝間本・西原本は僕にとってはそんな感じになってました。
「家事」となると(単身赴任なんでもちろん無関係ではないんだけど)、やっぱり「ど真ん中」の興味の範疇じゃないんだけど、(アップされてた「基地」への興味とw)「ワークライフバランスにおける生産性」と言うことを最近考えてたんで、そこら辺から興味深く読ませてもらいました。


取り上げられている「家事」は以下のように括られています。


「料理」
「掃除・洗濯」
「収納」
「家計」
「ファッション」
「健康管理」


「料理」「掃除・洗濯」は、一言で言えば「AI家電の徹底活用」。
ここら辺、初期の「10倍シリーズ」に通じるところがあって、これは個人的にも興味を惹かれます。
「収納」はまあ、最近の「片付け」ブームと同じかな。「家計」は以前からの主張の繰り返し(長期分散投資)。「ファッション」なんかも、割と最近言われてることに近いかなぁ(フランス人がどーのこーのとか)。
「健康管理」も別に目新しくはないですが、スタンディングデスク(&音声入力)のところに「司令基地」が出て来て、個人的満足を満たしてくれました。(音声入力はまだon the wayで「実験中」のようですが)


全体的に言えば確かに「効率的にはなる(短い時間で成果が出る)」。
ただ「料理」とか「ファッション」なんかは、個々人の「哲学」も絡んで来ますからね。
AI家電を徹底活用して、「料理」を効率的には…って言うことに抵抗感がある人は、やっぱりいると思います。「一手間の愛情」ってのもあるでしょうし、「プロセスそのものが楽しみ」って人もいるでしょう。
「ファッション」のほうなんか、もっとなんじゃないか、と。「ワンピースだけ15着使い回し」ですからねぇw。


だから「実践は各自の哲学次第」。
ただ「こう言う方法を使えば、効率化することは可能なのだ」ということを認識しておくことは悪いことじゃない。
そうじゃないやり方をするばあいは、そこに自分の「選択」があるってことになる訳ですから。(お金もかかりますから、「投資判断」をする上での優先順位付けなんかも、「哲学」「ライフスタイル」に基づく「選択」ということになりますかね)


…とか言ってるけど、一番の問題は「お前がやってみろよ」ってことだなw。
そこにこそ「哲学」「ライフスタイル」が一番反映してますから。
まずは妻と「投資」の相談でしょうかね〜(ってモノから入っちゃうところが、僕の悪いとこなんだけどw)。