鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

キャラ重視のライトノベル:読書録「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」

櫻子さんの足下には死体が埋まっている
著者:太田紫織
出版:角川文庫


まあ、ライトノベルは須らく「キャラ重視」ですがね。
本書の場合、主人公二人の「出会い」の事件はすっ飛ばして、いきなり設定した関係性から話をスタートさせています。
<魅力的だけど、人間性には問題が少なくなく、惹かれつつも、嫌悪感も持っている>
という微妙な語り手の心情が、「デフォルト」になってるんですよねw。
3、4作目にそこら辺の背景は語られるようですが。(現在、11巻まで出版されています)


特徴的な題名で、以前から気にはなっていたんですが、ドラマ化(ヒロインは「観月ありさ」)をキッカケに書店にズラッと並んでたんで、買ってみました。
「息子(少し経ったら娘も)が読むかな」
シリーズですw。


「理由あって冬に出る」が面白かったようですから、こっちも大丈夫でしょう。
ハマったら、続きは図書館ででも借りてもらえれば、と。
僕自身は1作で十分かなw。
面白かったと言えば、面白かったんですが(「骨」が大好きで、検死官の真似事もする美女…という設定は楽しめます)、他に読みたい本もあるので。


…とか言って、ドラマが大ヒットしたりしたら、続きを読むかも…。
観月ありさ」の「櫻子さん」ってのは、そーとー無理があると思いますけどねぇw。