鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

その日も近い?:読書録「お父さんがキモい理由を説明するね」

・お父さんがキモい理由を説明するね 父と娘がガチでトークしました
著者:中山順司
出版:泰文堂


「逃げ恥」に何であんなにハマったかなぁ、と考えてみると、「夫婦で正面切って、話し合う」ってトコが新鮮だったんじゃないかな、と。
もちろん「むずキュン」の面白さは間違いなくあったんですが(ガッキーの可愛さもw)、ドラマもマンガも、ここんところが一番自分にとって興味深かったと、改めて思います。まあ、そんなドラマやマンガ、バッカリじゃ疲れちゃいますがねw。


本書で作者(お父さん)は、
「意外に家族って本音を話し合わない」
ってな旨のことをコメントしてます。
自分のことを考えても、確かにそうですね。両親とココまで踏み込んで話した覚えはないです。
「家族だから以心伝心」
そんな訳ないことは、この歳になると理解できます。


まあでも、ココまで娘や妻・父(娘にとっては祖父)とマジなテーマで話し合えるってのは、チョット特殊な感じがするのは確かですねw。
アメリカへの留学経験があって、IT関連会社勤務。
この経歴はヤッパリ影響してるんじゃないですかね。
ゴールや目的を意識した設定や話の進め方にはそう言う気配を感じます(それを批判してる訳じゃないですよ)。


恋愛、パートナー選び、イジメ、死生観、将来の夢・仕事…
こう言うことを、実際に直面する前に、お互いフランクに話し合い、考え方やスタンスを共有しておく。
そして親としては「後悔」や「失敗談」を正直に話すことで、自分を形成して来た価値観を「自己開示」することで、子供との間に「信頼」の土壌を築く。


親子に限らず、人間関係全般に通じるところありますけどね。
それを親子でやるってのが、意外にハードル高いって話w。


作者がこの「対話」をした時、ムスメさんは中学1年生。
我が家のムスコが今年中1で、ムスメが小5になります。
そろそろこう言う「対話」を考えてもイイ頃ですかね。(いやぁ、しかしハードルは…)


ちなみに対話後も相変わらず、作者はムスメさんに「キモい」と言われているとのこと。
これはもう、「覚悟」するしかないかなw。