鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

いい感じの話にせんでもいいのに:映画評「セトウツミ」

なんかのキッカケでネットにアップされている予告編を見て、観たくなった作品。
全然知らなかったんですけどねw。
(瀬戸内海が舞台の話と思ってたくらい。実際は主人公二人の名前(瀬戸と内海)で、舞台は大阪でした)


「セトウツミ」


基本的に男子高生二人が川べりでグダグダ喋ってる「だけ」の話。
その中身の「なさ」が絶妙でw、笑いを誘う…というだけの映画です。ま、ストーリーのない漫才みたいなもんですな。
1時間15分という「長さ」もいい感じです。(10分ほどの短い話の「連作」風の構成です)


原作(漫画のようです)がそうなのか、映画の脚色なのかわかりませんが、前半の「くだらない」話に比して、ちょっと後半は「いい話」「問題提起」風になってます。
これが惜しい。
そんなことせずに、徹底的に「くだらない」話で行って、最後の最後にちょっとだけ「一味」入れる…。
そんな風なら、なお良かったんですがね。


とはいえ、結構笑わせてもらったので、満足っちゃあ、満足。
フィリップ(菅田将輝。仮面ライダーWの時の役名)、ええ役者になってきたなぁ。