鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

フォースと共にあらんことを:映画評「ローグ・ワン」

「フォースと共にあらんことを」(may the force be with you)
本作ではドニー・イェンが演じる盲目の戦士がこのセリフをよく口にします。
次第に他のメンバーも口にするようになるんですが、まあこれはシリーズの「決まりセリフ」ですから…
と思ってたら、終盤になるとそれが「祈り」のように聞こえるようになります。
我が身を顧みず、何事かを成し遂げる人々への切なる「祈り」…



ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」


正直、最初の方は「どうなるかなぁ、これ」って感じだったんですよw。
シーンはバタバタ変わるし、登場人物たちの「行動原理」が今ひとつ理解しづらいし、音楽が四六時中、仰々しく鳴り響くし…
後半の「見せ場」の作戦も、「なんちゅう雑な」って印象でした(もっともコレは「スター・ウォーズらしい」と言ってもいいかもしれませんがw)


しかしこの終盤のノリは参りました。
色んな乗り物やら機械やらがバンバン出てくるのも楽しませてもらいましたが、それ以上に、
「フォースと共にあらんこと」
という「祈り」の響きに…


「傑作」?
いや、そうじゃないでしょう。カルト的なムービーでもないと思います。
でも「スター・ウォーズ」という大きな「物語」の中に置かれるに相応しい「何か」は、確かにあるのではないか、と。
個人的にはそう思います。


ダース・ベイダーが圧倒的ですしねw。