鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

期待以上の良書:読書録「最強の働き方」

・最恐の働き方 世界中の上司に怒られ、凄すぎる部下・同僚に学んだ77の教訓
著者:ムーギー・キム
出版:東京経済新報社


リーダーを目指して欲しい後輩に進める本を探していて、手に取った本。
「読みやすい」
「最近出版された」
というのを条件に考えていましたので。
「まずはハードルを低くして、そっから広げていってもらえば」
と思ってたんですが、期待以上に面白く、為にもなりそうな一冊でした。


表紙や帯に色々「煽り」が踊ってて、「なんだかなぁ」って気分にもなる本なんですがねw。
題名と副題に加え、


「新人からベテランまで、すべての段階で差をつける」
「普通の人でも天才・エリートに勝てる超実践的教科書」
「学歴、頭のIQと仕事能力は関係ない!コレが出来なければ永遠に二流!」
「一流と二流を分ける最重要スキル+習慣+考え方」
「仕事のIQを高めよ」


…ね?w


まあでも書かれてることは割とスタンダードだと思いますよ。
それが悪いんじゃなくて、そういうことを一つずつコンパクトにまとめている(「77」も!)ところが評価ポイント。
「第1章 一流の基本
第2章 一流の自己管理
第3章 一流の心構え
第4章 一流のリーダーシップ
第5章 一流の自己実現
「一流の」はともかくw、まとめ方も整理できてて良いと思います。


「好き嫌い」が出てくるのは作者のプレゼンテーションスタイルでしょうなw。
「一流」を強調したり、世界格好のビジネスマンとの関係をひけらかしたり、各国を飛び回る自分の仕事をことさらに強調したり…
ダメな人はダメでしょう。
しかしそこは「販売戦略」。そういう方が「売れる」んでしょう。


そういうところに「目をつぶって」読めば、ビジネスマンとしての「基本」をコンパクトにまとめて教えてくれる「入門書」として良い本なのではないかと思います。(全部が全部に「賛同」ってわけでもありませんが。ま、僕は世界を股にかけるビジネスマンでもないですしねw)