寂しくなります：読書録「吉野朔実は本が大好き」

・吉野朔実劇場　吉野朔実は本が大好き
著者：吉野朔実
出版：本の雑誌社

吉野朔実は本が大好き (吉野朔実劇場 ALL IN ONE)

４月に急逝の報を聞いた時は、一番好きだった作品「月下の一群」を再読しました。
…けど、昔のようには入り込めなかったんですよねぇ。
さすがに「大学生」の青春物語は、ちょいともう辛くなったか、と。

本屋で本作を見つけて、
「そう言えば、このシリーズ好きだったなぁ」
と思い出して即購入。土日で一気に読み返しました。
本の雑誌に連載されていた「おすすめ本漫画」。
「お父さんは時代小説が大好き」から、最新作（＆遺作）の「天使は本棚に住んでいる」まで８作品を「ALL IN ONE」した一冊です。

いい本をたくさん読んで、
いい友人にも恵まれ、
家族（犬を含める）ともいい距離感を持ち続け…

そういう「日々」が垣間見えます。
この続きを「覗く」ことはもうないというのが、本当に寂しいことなんですが…。