鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

定額音楽配信サービスの可能性:読書録「ぼくが愛するロック名盤240」

・ぼくが愛するロック名盤240
著者:ピーター・バラカン
出版:講談社+α文庫(Kindle版)

ぼくが愛するロック名盤240 (講談社+α文庫)

ぼくが愛するロック名盤240 (講談社+α文庫)


Amazonのプライムでピーター・バラカンが名盤の紹介とプレイリストをアップしています。
名盤の方はまずは70年代で、ビートルズの「ラバー・ソウル」、ディランの「フリーホイーリン」、ホール・バターフィールド・ブルースバンドのデビュー作に、ドアーズの「まぼろしの世界」。
早速プレイリストを作ったんだけど、なんだか物足りなくて、Amazonで検索して、本作をDLしました。


読みながら紹介されてるアルバムを章ごとにApple Musicでプレイリストを作って、追加。
まあ9割くらいは捕捉できましたかね。
で、そっからコメントされてる曲を中心に、えいやって感じでセレクトして、プレイリストを別に作り、そっちは曲をDLしました。
外出先でも聴けるようにね。
まあ作者自身書いてるように、ツェッペリンもディープパープルもクイーンもボウイも出てきませんがねw。
それはそれ、「ピーター・バラカン」ですから。
別に「王道」を知りたいわけでもなし。正直、僕もハードロックは、どっちかって言うと…


…って、これって怖ろしい時代だと思いませんか?
年会費は払っているものの、個別にアルバム(曲)にはお金を払わず、本の代金だけ。
これだけで、ロックの歴史(極私的ではあるけどw)を概覧できるアルバムたちをほぼ聴くことができる。
考えてみたら、僕が聞いたことがないアルバムも結構あって、まあレコードやCDに無尽蔵にお金払えるわけもなく、レンタルだって限界がある。
それが一晩の作業で、ほぼ僕のプレイリストにはストックができてる事実。


んでもって、適当にセレクトして、DLした奴なんか、シャッフルして聴いてたら、50年代から90年代まで(本書は98年の出版)、「対等に」次から次に耳に飛び込んでくるんです。
(ちょっと止められなくて、今日は朝からずっと聴いてるんですけどねw)
きっちり歴史を踏まえながら音楽を追いかけるのも大切だと思うんだけど(出てきた歴史的背景だってあるし)、こんな風にそう言うのを吹っ飛ばして音楽たちを聴くことができる。


怖ろしい時代。
でもワクワクもするなぁ。
この先にどんな音楽が生まれてくるのか。僕の子供たちが、どんな音楽を楽しむようになるのか。
もちろん、クリエイターへの分配問題ってのがあって、それがジャンルそのものの与える影響ってのも見過ごせはできません。下手したら、新しいものが出てこなくなっちゃう可能性だって…
まあでも「今」は僕はこれを楽しみたいし、そこから何かが生まれると思いたいです。
そうじゃないと、つまんないでしょ?


しかしこうなると、ロックだけじゃ物足りなくなってくるなぁ。
ジャズ、ソウルあたりでも出来るかな?