鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

クレイジーやなぁ…:映画評「マッド・マックス 怒りのデス・ロード」

ついにジョージ・ミラー自らメガホンを取ってのシリーズ最新作。
まさか本当に作られるとはw。



「マッド・マックス 怒りのデス・ロード」


でも正直言うと僕はあんまりこのシリーズ、好きじゃないんですよね。三作全部見てますが、一作目はまあ何とかって感じですが、二作目・三作目は「う〜ん…」って印象。観てる間はそれなりに楽しめますし、「北斗の拳」の元ネタになるくらいのwインパクトの強さは分かるんですが…。


なんで、最新作が公開され、随分と一部では盛り上がってるし、評価されてるのも知ってたんですが、劇場公開はスルーしてしまいました。
しかしまあ2015年を代表する作品になるのは確かなようなので、年末年始の帰省にあわせてレンタルDLし、サンダーバードの中で視聴した次第。


でも結局印象は変わらなかったなぁ〜w。
技術が上がってることもあって、世界観を描く映像的な部分では格段に凄くなってるのは分かりますし、アクションの迫力も大したものです。描写は少ないながらも、登場人物たちの「心情」も深く描かれているように思います。
でもなぁ…。


結局、この「世界観」に乗れるかどうか、でしょうか?
シリーズ全体に対する乗り切れなさはそういうことなのかも。こういうのが「大好き」って人がいることも分かるんですけどね。
(あと本作については「敵役」である「イモータン・ジョー」があまりにも呆気なくやられちゃうところが「?」。風貌のオドロオドロしさに相応しい「何か」を見せて欲しかったです)


ちなみに今回メル・ギブソンからトム・ハーディにマックスが交代してますが、これは「正解」。
メル・ギブソンにある「華」はトム・ハーディには見られませんが(失礼w)、それがこの世界観にはマッチしていると思います。
「アッシには関わり合いのねぇことでござんす」
とか言いながら、どっぷり関わっちゃうあたりw。


(ここのところ、「スター・ウォーズ」「ロッキー」と、立て続けに70年代80年代シリーズものの最新作を見ましたが、その元々のシリーズにあまり「思い入れ」がない自分に改めて気付かされています。
「ヒネクレもん」だったんですかねw)