鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

あまりにも「ヒュー・グラント」な...:映画評「Re:LIFE」

ま、それを観に行ったんですから、文句言うようなことではないんですがw。



「Re:LIFE」


予告編でだいたい予想はついたんで、
「レンタルになってからでいいかな」
と思ってたんですが、運動不足のウォーキングついでに観ちゃいました。
ほぼ予想通りw。
順調に崩れていくヒュー・グラントの二枚目ぶりと、どこまでいっても変わらない、時に自虐的なユーモア満載の作品でした。


都落ちした元・成功者が、田舎で自分を取り戻すってのは、「よくある話」っちゃあ、よくある話で、そこにどう味付けをするか、ってのがポイント。
今回の味付けは「ヒュー・グラント」と「映画」。
序盤のどうしようもなく軽くてダメ男な「ヒュー・グラント」ぶりは、「安定感」はあるもののw、やや既視感満載ではありましたが、中盤以降「映画」の引用から「脚本」について語られるあたりは、かなり個人的ツボでした。
正直言えば、そのノリで2、3時間やってくれても良かったくらい。
「恋愛もの」じゃないものを...って意図もあったらしくて、恋愛模様は抑え気味の展開になっていますが、これは「正解」ですね。それでウットリというには皺が増えすぎてますから、ヒュー・グラントw。


さて、これから「ヒュー・グラント」はどういう路線に行くのか?
ま、このまま「ヒュー・グラント」を極めてもいいでしょう。
個人的にはこのキャラのままで「殺人鬼」や「殺し屋」あたりはどうかな、とも思うんですがね。軽くて人当たりがいいんだけど「心ない」って感じ...ありません?(結構ホントに「いい人」らしいけど)