鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

少なからず「本人に問題あり」ですが:映画評「ジェームズ・ブラウン」

ミック・ジャガーがプロデュースした「JB」の伝記映画。
ストーンズとの鉢合せは「お遊び」の部類でしょうか?w


「ジェームズ・ブラウン 最高の魂(ソウル)を持つ男」


「ヘルプ」の監督、「42」の主演なんですね。二本ともいい映画でしたが、
「はて?JBと人種差別・・・?」
ってな感じもありました。あんまりそういうところで語られる御仁じゃないような気がしてたので。(僕の知識不足かもしれません。そんなにJBのこと知ってるわけじゃありませんから)


でもそこら辺は前二作に比べれば「薄い」ですかね。
全然ないわけじゃないんだけど(特に幼少期絡みのエピソード)、それ以上にパフォーマー&ミュージシャンとしてのJBの「凄さ」が目立ちます。&「変人」「傲慢」ぶりw。
逮捕されたり、旧友に去られたりの晩年エピソードは、
「いや、分からんでもないけど、相当な問題はあなた自身にありまっせ」
って言いたくなります。


映画としての演出としても、時折JBが画面(観客)に向かって話しかけるシーンは、「面白い」んだけど(「ハウス・オブ・カード」で多用されるようになったんですかね)、徹底されてないんですよね。
むしろ後半は「語らない」って方向の演出になってますし・・・。


じゃあ、つまらなかった?
と〜んでもない!
無茶苦茶楽しみました。


何と言っても、圧倒的パフォーマンスの再現!
伝説の「アポロライブ」をはじめ、よくぞまあ、ここまで「再現」してくれたものと。そしてまた、そのどれもが「ノレル」んですよね〜。
晩年の、それこそ「Livinig in America」のパフォーマンスくらいしか「映像」でしか知らないので、この[再現パフォーマンス」には圧倒されます。JBは聴くだけでも凄いけど、パフォーマンスは一線を画してますな。(「チャドウィック・ボーズマン」のなり切りぶりには「脱帽」するしかないです)
このパフォーマンスを見るだけで、「一見の価値あり」の映画ですぜ。
(久しぶりに見る「ダン・エイクロイド」もいい味出してました)


最近聞いてなかったけど、久しぶりにJBを聴いてみようかな、とプレイリストを整理中。
JB+プリンス+マイケル・ジャクソン
あたりでまとめてみましょうかいの。