鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

このシリーズで泣かされようとは:映画評「ワイルド・スピード スカイミッション」

もう7作目ですか。
特に「ファン」という訳でもないんですが、レンタル含め、気がつくと全作制覇中w。
本作もレンタルでいいかな、と思ってたんですが、夕方ちょうど時間が良かったので、フラフラと観てしまいました。



「ワイルド・スピード スカイミッション」


今更言うまでもありませんが、話はもう荒唐無稽の極地。
何のためにチームが動いてるんだか、今ひとつピンと来ないと言うか、「ジェイソン・ステイサムを追跡するため」なんだけど、そのステイタムがシツコク襲撃してくると言う・・・。
追いかけんでもええやんw。
まあ、ハリウッド最強/最凶ハゲ3人(ヴィン・ディーゼル、ドゥエイン・ジョンソン、ジョナサン・ステイサム)の激突が繰り返されるとか、ストーリーはどうでもいいっちゃあ、どうでもいいんでしょうな、このシリーズは。
そう割り切って観れば、見せ場の連続でテンションは高止まりです。
ミシェル・ロドリゲスとのロマンスシーンが一番タルかったですw。


しかしながら本作の一番の「見所」(不謹慎でもありますが)は何と言っても、「ポール・ウォーカー」の「退場」でしょう。
本作の製作途中で交通事故で亡くなった彼をどのように扱うのか。
そしてその一点で、本作は記憶に残る一作になったと言えると思います。
宇多丸さんも言っておりましたが、いやこれはマジです。


唐突なラスト。
まあ事情が事情だけに仕方がない。
しかし「仲間」たちの視線の優しく、切ないこと・・・。
そしてラスト。
ええ、ええ、合成、バッチリです。
でもその笑顔にグッと・・・。
そして並行して走ってた二台の車が分かれて行く・・・


このシリーズで泣かされる日が来ようとは思ってもいませんでした。


続編もあるようですが、さてこのテンションからどう切り替えるのか。
ま、それはそれで忘れたようにやるのかな?
仕方ないですわな、これは。
でもこんなラストをポール・ウォーカーに捧げた製作陣は大したもんだと思います。


シリーズ未見の方には何の意味もないでしょうw。
でも何作か観て、それなりに楽しんだことがある方は是非。
ラストに至るまでに、確実に脳みそは退行してしまいはしますがw。