鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

子供には見せれんかも:映画評「西遊記 はじまりのはじまり」

「少林サッカー」のチャウ・シンチーが監督した「西遊記」。(本人の出演はなし)
玄獎が「三蔵法師」になり、孫悟空たちと天竺を目指すまでの「はじまりのはじまり」が描かれています。



「西遊記 はじまりのはじまり」


いやぁ、面白かったですよ。
悟空の登場シーンなんか大笑い。
「オモシロおじさん」を演じる「竹中直人」を思い出しました。


それでいてエグさもしっかりあって(悟空、八戒、悟浄の怖いこと、怖いこと。子供には見せれないレベル)、更には胸が痛くなるようなラブロマンスも。
う〜ん、チャウ・シンチー、やはり只者ではありません。
個人的には「スー・チー」って、あんまり魅力を感じない女優さんなんですが、本作のラストはグッときます。


どうやらチャウ・シンチーはハリウッド版「ドラゴンボール」にも関わり、「イタイ目」にあったようですね。
その「鬱憤」を晴らすような悟空の暴れっぷりも見事でした。
とてもヒーローとは思えない悪逆非道ぶりでもありましたが…w。


原題は「西遊 降魔編」。
と言うことは、続編はあるのかな?
でもこれはこれでまとまってるから、ない方がいいんじゃないかな?
…と言うか、悟空・八戒・悟浄のあの「非道ぶり」を見ちゃうと、ちょっと感情移入しにくいような…。
ま、でももし作られたら観ちゃうんでしょうけどねw。