鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

読書録「旅の窓」

・旅の窓
著者:沢木耕太郎
出版:幻冬舎(Kindle版)
[asin:B00EJBFAVU:detail]



「VISA」で連載されているエッセイをまとめた作品。
「旅」をテーマに、沢木氏自身が撮った写真に文章をつけるスタイルで、短いエッセイがまとめられています。


<断るまでもなく、私は写真の専門家ではない。>


とご本人がコメントしていますが、読みながら、
「素人の写真だな。プロのカメラマンってのは、やっぱり違うんだなぁ」
と思ったのも(失礼ながら)事実。
「味」がある写真は何枚もあるんですけどね。
(とはいっても、僕の写真なんかよりは数段レベルが上なのも確かです)


一方、「文章」の方は、「プロ」。
僕にとって、「村上春樹」と「沢木耕太郎」って言うのは、テンポがフィットするのか、
「読んでて気持ちが良い作家」
になるんですが(内容も好きですけどね)、本作も堪能させてもらいました。
一本一本が短いだけに、自分のペースで読みたいだけ読める、ってのも良かったですかね。
GWのあちらこちらへの移動やら、順番待ちの列の中wやらで、パラパラと読み進め、GWの終わりに読み終えました。


最近は小説のほうに力を入れてるんですかね?
新作はまだ読んでないんですが、出来はどうなのかなぁ。
ちょっと読んでみたい気分になりました。
(電子書籍待ちかなw)