鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

読書録「ビブリア古書堂の事件手帖6」

・ビブリア古書堂の事件手帖6 栞子さんと巡るさだめ
著者:三上延
出版:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス

ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫)

ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫)



シリーズ第6作。
「あとがき」によれば、次作かその次くらいで完結となるらしい。
ま、程よいところでしょうか。
ネタも厳しくなってきてるようですしw。


本作のネタは「太宰治」。
個人的には苦手なんですよね、「太宰治」。「人間失格」「斜陽」あたりで何となくソリが合わない感じを覚え、以降何となく敬遠気味。
僕には若いときにはまる「太宰病」は訪れませんでしたw。
でも本作を読んでいると、「ちょっと読んでみたいな」って気分にもなりましたがね。
「ユダ」の話とかw。


まあでも「古書」を巡って、こういうドラマチックな人間関係が展開・・・ってのも、やっぱ無理がある気がしてきました。
「マニア」ってのは何処にでもいるし、その世界の中ではかなり狂気じみた執着心もあるってのは分かりはするんですが、さてそれが「三代続く因縁話」みたいなところにまで至るのかどうか・・・。


と、言う訳で、そろそろシリーズを終わらせるってのは「良い判断」だと思います。
また1年後ですかねぇ・・・。