鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

悪趣味。でも観ちゃいます。:映画評「イングロリアス・バスターズ」

何となく観そびれてたのを、移動時間の長い出張の合間にようやく観ました。
iPhone6Plusだと観やすい、観やすいw。



イングロリアス・バスターズ [DVD]
「イングロリアス・バスターズ」



うーん、個人的にはちょっと残酷表現(と言っても、タランティーノなんで、「笑える」んですが)が今ひとつ合わなかったかなぁと。
ストーリーもバランスが悪いし、テンポも遅いような・・・
それでも観ちゃうのがタランティーノ。
作品としては次の「ジャンゴ」の方がバランスが取れてると思いますけどね。
(クリストフ・ヴァルツを「ジャンゴ」で準主役に抜擢したのは本作での演技を受けてでしょう。本作でも主役を喰っちゃってます)



しかしホント、一シーンが長いですねぇw。
「台詞回し」が売りの監督だからこうなっちゃうんでしょうけど、明らかに主流の娯楽映画に比してテンポが遅くなってます(その分、上映時間も長いし)。それでも観てしまうのは、やはりシナリオの卓抜さ。観るものを引きつける「会話」(対話)の力は相変わらずです。
もっとも、その分ストーリーは中途半端になっちゃってるかもしれませんが。本作なんか、TVシリーズかなにかでやった方が良い題材じゃないかと思いますよ。キャラクターの背景とか、多分裏設定が山ほどあるでしょうからね。
ま、お茶の間向けではない題材ではありますが(それでも最近の海外ドラマのノリなら、いけるかもしれません)



これを家族で観る気にはなりませんw。
でも高校くらいになったら、息子あたりには観て欲しいような。
薦めはしませんが、自分で見つける分には止めはしませんね。
そんな感じです。