鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

読書録「本の『使い方』」

・本の「使い方」 1万冊を血肉にした方法
著者:出口治明
出版:角川oneテーマ21(Kindle版)

本の「使い方」 1万冊を血肉にした方法 (角川oneテーマ21)

本の「使い方」 1万冊を血肉にした方法 (角川oneテーマ21)



もう出口氏の読書論はいいかなとも思ってたんですが、電子書籍化されてたんで、つい。でも面白く読んじゃうんですよね、コレが。



多忙な氏の書籍は口述が多いんですが、本書もそう。本の質から言うと、「どうかな」ってのはありますが、尊敬する上司の話しを聞かせてもらう、というスタンスなら、これはこれで良いんじゃないですかね。
作者自身、認めてるように、作者の読書の本筋は「古典」にあります。その基準から言えば、本書なんかは「失格」でしょうw。それを踏まえて、「興味深い話を聞かせてもらう」くらいの気持ちで読むのが一番良いように思います。



それにしてもスゴイ読書量です。
僕も何とか読書の習慣は確保しようと思ってるんですが、ここまでは行きませんね。活字中毒ではあるので、ある程度の「量」はあるとしても(それも減って来てるのが残念ですが)、この質にはとても及ばない。
自らの読書ライフ振り返って、反省しきり。
とは言え、今から「古典」中心の読書に切り替える根性も意欲も知力もありませんがw。<サラリーマン時代に、上司から「これを読め」と言って、本を薦められたことがありました。(中略)
後日、上司から「どうだ、読んだか?おもしろかっただろう」と聞かれたので、「読みましたけれど、おもしろくないので読むのをやめました。おもしろくない本は読みたくありませんので・・・」ときっぱり答えると、それ以降、本を押し付けられることはなくなりました。>



こりゃ出来ませんよ、普通の人にはw。



でもまあ、出口レコメンド作をまた読んでみようかなとは思います。
確か積読になってるのも何冊か…。(アカンがな!w)