鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

読書録「中学受験は親が9割」

・中学受験は親が9割
著者:西村則康
出版:青春出版社



「下克上受験」があまりにもインパクトあり過ぎだったのでw、「解毒剤」として読んでみました。
まあ「マトモ」。
でも「中学受験」が甘いもんじゃないことは改めてインプットされました。
いやぁ、何ともはや・・・。



何問か「20年前」の難関校の受験問題と、今の問題が紹介されてたりするんですが、確かにムチャクチャ難しくなってますね、今の問題。正直、「こりゃ手が出んな」ってのも。
一方で「理科」の論述問題なんかは、「ほう、面白いなぁ」ってのもありましたが、本人達にとってはそんなことも言ってられないかなw。
ここら辺、僕の切迫感不足かも。



作者は作中で「中学受験の意義」について語っています。
<中学受験は 人生に必要なことを教えてくれる>
<受験勉強というのは、目標を持って必死で努力する、計画を立てて実践していく、難問に粘り強く挑戦する、前向きに努力できる気持ちのコントロールを学ぶーこうした訓練を続けることでもあるのです>
まあ作者は家庭教師の派遣事業もやってるようですから、鵜呑みにするのもどうかとは思いますが、そう考えて取り組む方が前向きですわね。
実際そういう側面はあると思います。
(そのあり方に対する批判というのも当然ありますが、そこは教育改革の範疇であって、「今ここで直面している」親子にとっては、「それを言われても」ってとこです)



何か「母親」への役割の比重が重すぎる気もするのですが、これも「現実」でしょう。
でもって、それらの「現実」を踏まえて、我が家がどうすべきなのか・・・。
ダラダラとマンガを寝転がって読んでいる息子を見ながらアレコレ考えております。