鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

イーストウッド俳優復帰作。でも・・・:映画評「人生の特等席」

「グラントリノ」で実質上の俳優引退をしていたイーストウッドが復帰したことで評判になった作品。
長く自分の助監督を続けて来た人の監督デビュー作なんですな。
まあ、イーストウッドらしいっちゃあ、らしい。




「人生の特等席」



作品としては派手さはないけど、良く出来てると思います。
ラストの「どんでん返し」も、
「そりゃ、ご都合主義的な・・・」
と突っ込めるけど、この手の作品だったら、これくらいは「あり」でしょう。
安っぽく見えるかどうかってのが作品の質の差だと思うけど、そこんとこは上手くやってるように思います。



イーストウッドは「頑固な老オヤジ」という手慣れた役柄をこなしてます。
でも復帰は嬉しいんだけど、俳優としては厳しくなってきてるんだなぁとも感じましたね。役柄が限られちゃうからなぁ。
少なくとも「ダーティハリー」は無理w。



まあ、未だ現役で監督やってること自体が「驚き」だもんなぁ。
一作でも多く、新しい作品を送り出して欲しい。
そのためには、俳優は辞めても・・・
ってことを改めて思わされました。



気持ちいい気分になれるから、ちょっと時間が出来た時なんかに観るのにはオススメです。