鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

映画版より面白い。「シャーロック(シーズン2)」

現代版シャーロック・ホームズのシーズン2。
一時間半の作品、3本で構成されています。

「シャーロック(シーズン2)」



シーズン1は何よりもビクトリア時代から見事に現代に蘇ったホームズのキャラクターで見せてくれました。
決して「聖人君子」ではない原作のキャラを引継ぎながら、ゴシック的な色合いもある冒険譚を、現代的にスピード感溢れ、それでいてロマンの気配はシッカリと残す。
実に感心させられました。



シーズン2はホームズ・シリーズの象徴的な物語を並べています。



アイリーン・アドラーの登場
バスカヴィルの犬
そしてモリアーティとの対決



アドラーはかなり好みのキャラでしたが(実に色っぽいw)、感心させられたのはモリアーティですね。
前シリーズで印象的な登場をしてましたが、この最後の対決は僕は良かったと思いますよ。
ホームズにおいては、この「モリアーティ教授」はナカナカ扱いが難しいんですが(ホームズと対峙するほどの「悪」となんだけど、何だか御都合主義的なキャラに見えてしまう)、その点も踏まえて、本シリーズは上手くモリアーティのキャラと物語を構築してると思います。
ロバート・ダウニーJr.の映画でもモリアーティとの対決が描かれていましたが、この点に関しては本シリーズの方が上じゃないですか?



それにしてもラストの引き。
分かってはいるけど、ココで「次のシリーズへ」ってのは何とも…。



一刻も早いシーズン3の登場を待つばかりです。