鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

Music goes on...?

ここのところ持っているCDの整理を時間があるときにしています。
まあ「スペースがなくなってきた」ってのが一番の理由なんですが、大量のCDを眺めて、
「これをこれからの人生で聴くことがあるかしらん?」
と思ってしまったのが、直接のキッカケです。



歳取ってからも聴くんじゃないかと思われる(w)「JAZZ」のCDと、個人的に思い入れがある(あるいは「ありそうな」)CD以外は、思い切って処分してしまおうというのが基本方針。
でもそのまま処分しちゃうのは何だかもったいない気分もするので、売っぱらう前にiTunesに取り込んだりしてるあたりが、思い切りの悪さですねw。
(それにしてもストレージを結構喰うようになってきたんで、今後どうしようかなぁとも思ってますが)



懐かしいCD、
今やなんで購入したのか分からないCD、
買ったことすら覚えにないCD・・・

デイビッド・ボウイ、プリンス、スティービー・ワンダー、ポリスあたりは、ベストCDが数種類あって、自分でも「何やってんだか」気分が強くなりましたw。



こうやってCDを大量に整理して、並行して適当に流しながら聴いてると、本当に「僕はもう新しいCDはいらんなぁ」って気分になっちゃいます。
少なくとも新しいミュージシャンやジャンルを開拓して行くような主体的な欲求は、あんまりないなぁ、と。



まあ僕のようなオッサンはそれでいいかもしれませんが、
「息子や娘達はどするのかなぁ」
などと考えてしまいます。
彼らには彼らなりの新しい「favorite」が現れるんだろうとは思うんですが、一方で最近の「CD不況」「音楽業界の不振」を考えると、
「彼らに取って音楽はそれほど重要なポジションを占めることはないのかもなぁ」
なんて思ったりもして。
何だかそれはすごく寂しいことです。



僕個人は音楽業界はDL等のネットとの関係において大きな間違いを歩んでしまったと考えています。
著作権者の権利を守る。
それは勿論大事なことです。
でもそのことでジャンルそのものを細ってしまっては元も子もない。
今の状況は、正にそういうことなんじゃないか・・・と。



もっと社会に音楽を満ち溢れさせること。
本当に必要なのはそういう戦略ではないでしょうか。
裾野を広くすれば、山は高くなる。
基本的なことを忘れてしまっているのが今の状況のように思います。
「出会い」の接点を増やすこと。
必要なのはコレでしょう。
(本当なら、音楽がガンガンかかるPodcast番組なんかが乱立するくらいだと面白くなるんじゃないですかね)



とは言え、僕はもうこれ以上「出会い」があったら困りますけどねぇw。
クラシックには手を出さないようにしないと・・・。