鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

「NO!!」:映画評「猿の惑星:創世記ジェネシス」

移動と待ち時間の多い出張があったので、時間つぶし用にiPhoneに何本か映画をDL。
こういう時の使い勝手がいいんだよねぇ。



で、最初に観たのがコレ。
結構、いい評判を聞くので、気になってたんですよね。

「猿の惑星:創世記ジェネシス」



予想以上に面白かったです。
最初の「可愛らしい」子供のチンパンジーが、家族と引き離され、悩ましげな表情を見せるようになり、後半、「自立」を決意し、リーダーとしての決然とした振る舞いをするようになる。
その転機となる瞬間に彼が叫ぶ
「NO!」
にはゾワッとしました。
その頃にはすっかりチンパンジー目線になってたという・・・w。



「猿の惑星」の前日譚としては良く出来てると思いますが(その「つなぎ」もチャンと触れられてるし)、「猿の惑星」が持つ人種差別批判や文明批判の部分は後退してるとも言えますかねぇ。
その分、抜群にストーリー性が向上して、エンターテインメントとしてのまとまりは良くなってるとも言えますが。
この内容で「1時間50分弱」。
実にスピーディーな展開です。
マジで、「シーザー」、格好いいからなぁ。



ちなみにこの設定だと、「猿の惑星」の人類の衰退は「自業自得」ってことになりますね。
まあ、妥当な設定でしょうかw。