鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

悔しいけど、ウォンビン格好いいわ。:映画評「アジョシ」

孤独な魂が、孤独な魂に出会う。
哀切な少女の言葉に、答えを与えるために男は闘う。
・・・そういう物語。



行き着く先は「皆殺し」なんですけどw。

「アジョシ」



事前にいい評判は聞いてたし、ウォンビンの格好よさについても情報は入ってました。
宇多丸の「シネマハスラー」でも「絶賛」でしたし。
という訳で、期待値跳ね上がった上での視聴だったんですが・・・


期待以上の出来。
期待以上の格好良さ。
ついでに何度か泣かされまでして・・・


いやはや、やられましたよ。
これを20代で見てたら、絶対ウォンビンの真似してたと思いますねw。
かつての日活アクションとか、フィルム・ノアール、一時期のハードボイルド映画がお好きな人にはたまらない作品かと。
前半のウォンビンは、確かに格好いいんだけど、なんか「水嶋ヒロ」風で、
「今時やねぇ」
と思ってたんですが、後半の「タクシードライバー」風の立ち上がり方が、もうカッコイイ、カッコイイw。
最後の20数分はアクションも含めて、「傑作」の領域に達してると言ってもいいかもしれません。
iPhoneで観たんですが、このラスト、何回見直したことかw。



正直言えば、好き/嫌いはある作品だと思いますが(ヲイヲイw)、一見の価値は間違いなくあり。
観る前は、
「『アジョシ(おじさん)』って題名は、邦題では何とかしとくべきなんちゃう?」
って思ってましたが、観終えたら、
「これしかない」。


こういうの観ると、
「日本映画、頑張ってくれよー」
と思わずにはいられません。