鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

読書録「情報の呼吸法」

・情報の呼吸法
著者:津田大介
出版:朝日出版社(アイデアインク)



「ソーシャルメディア」との距離感については、個人的には「だいぶ落ち着いてきたかなぁ」って気分がある。
勿論、活用しきってる訳ではないし、「Google+」のようにまだ手を出していないツールもいくつもある。
TwitterのフォローやFacebookの「友達」なんかも、「一度時間を取って整理しなきゃなぁ」と思いながらズルズルときちゃってるのが現状だ。
決して「ソーシャルキャピタル」を構築できている・・・なんて言える状況じゃあないw。



まあそれでも「全体的な方向性」「見取り図」みたいなものは感覚的に把握できてきたかなぁ・・・って感じがしてるのは確かなんだよね。
少なくとも「情報インプット」の仕組みのアウトラインみたいなものは漠然と流れを作ってきている感じはある。
職業的な制約もあるので「情報アウトプット」についてはマダマダ色々考えなきゃいけないんだけど、「全然、想像もつかない」って状況でもないかな、と。



本書はソーシャルメディアの第一人者である作者が、作者なりに整備されてきた「ソーシャルメディア」の使い方について論じた作品。
How Toものというよりは、自分なりの使い方について、経験も踏まえて紹介している・・・って印象かな?
ソーシャルメディアとの距離感ってのは、それこそ人それぞれだから、こういう形での紹介ってのは受け入れやすいんじゃないかね。
作者自身のon goingな状況も正直に伝わってくるし。
結局のところ、ソーシャルメディアの使い方に「定型」「正解」はない。
そういうことなんじゃないかと思う。



僕との「距離感」で言うと、やっぱり「情報のアウトプット」のところかな?
これは職業的な制約もあるんだけど、僕自身がもう少し整理しなきゃいけないと思い続けてるところでもある。
具体的にはブログの位置づけなんだけどね。
今のところ「ライフログ」「備忘録」の域は出てないし、もともとそのつもりで始めたんでもあるんだけど、もう少し考えてもいいかなぁ・・・ってのはここ数年考えてること。
考えてばっかりで、なかなか前に進まないんですがw。



あと「ソーシャルキャピタル」って考え方についても、もっと意識的であるべきかなと思った。
前に「ツイッターノミクス」を読んだときなんかは「分かるけど、自分にはまだまだかな」と思ったし、「人脈」って考え方には、何やら「功利的」な印象もあって違和感も感じてたんだけど、今になって「ソーシャルキャピタル」って整理をされると、「そうかもな」って印象を強く持った。
これは昨年の後半から使い始めたFacebookの影響が強いかもしれない。
Facebookが可視化してくれるものには、確かに「ソーシャルキャピタル」って考え方に通じるものがあるんだよね。
まあ、現状の僕のFacebookは、全くそういう状況にはなってないんではありますがw。



震災のときのアクションも含めて、津田氏に対する個人的な信頼度は高まっている。
そういう状況で本書を読んだことは、僕にとってはプラスになる部分が多かったけど、これは人それぞれかもしれない。
それこそが「ソーシャルメディアの時代」とも言えるだろう。



と言う訳で、津田氏のメルマガ購読を決めましたw。
これは彼が作ろうとしている新しい「政治メディア」に対する「投資」と言うことで。



・・・ん?
これって「商売」に引っかかっちゃった?w