鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

読書録「ホウレンソウはいらない!」

・ホウレンソウはいらない! ガラパゴス上司にならないための10の法則
著者:本田直之
出版:日本経済新聞出版社



ハワイとのデュアルライフを満喫している作者によるマネジメント本。
うーん、またこのオッサンの売り上げに貢献してしまった…。


内容は実は大したことはないんだよなぁ。


1.仕事の見える化をする。
2.見える化した モノをクラウドで共有化する。


肝はこの二つ。
どちらも目新しいことではないし、そう言った作品を僕自身、何冊も読んでいる。
本書以上に、それらに取り組む場合のツールを具体的に紹介してくれる作品も何冊かあった。
そう言う観点からは、本書の内容は「薄い」と言ってもイイだろう。


にも関わらず、読まされちゃうのは何でだろうねぇ。
加えて、
「やってみよう」
と言う気分が出てくる。
この手の本の場合、コレが一番重要なんだよな。
アクションに繋がる。
そこを押さえている点で本書には一読の価値があると思う。


まあタイミングがいいってのもあるよね。
iCloudをAppleが打ち出したことで、クラウドに対する敷居が一気に低くなった感じがあるからな。
さらには実践してきた者の試行錯誤が窺える取り組みない内容。
クラウドと見える化の融合をメインに据えるコトで、主張のアウトラインが明確化され、それが「やる気」に繋がるってのはあるかもしれない。


とは言え、自分でやろうと思うと、会社のルールや仕組みの縛りに限界を感じるのも現実。
メールの自動転送すら出来ないんだからね。
まあ会社の気質自体、一歩遅れたようなところもあるしw。 (まだ肉食系気質が重視される傾向がある)


もっとも作者も言ってるとおり、20年前を考えれば、パソコンなんか思いもよらない時代がココまで変化したってのもある。
となれば、これからの変化も、過去の延長線で考えることは出来ないのかもしれない。


だからこう言う流れや知識に取り残されないよう、自分自身の取り組みは少しでも前進させたいと思います。


ガジェット好きの言い訳じゃないよw。