鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

読書録「クラウド時代のハイブリッド手帖術」

・クラウド時代のハイブリッド手帳術
著者:倉下忠憲
出版:C&R研究所



iPhone4Sの予約が始まった。
「5」じゃなかったんで、すこし迷ったんだけど、結局「for Steve」と言うコトで、予約入れちゃいましたw。
今の3GSはチョット調子悪いし、スペックは大分上がってるようだから、良いんだけどね。


ただ正直言うと、今回の注目はiOS5/iCloud。
Appleがどのようにクラウドの活用方法を提示してくれるのか。
ここに関心がある。
クラウドサービスはここのところ、かなり色々なものが出て来てるからねぇ。
そう言うのを整理して、消費者体験として一段上の水準を見せてくれるのがAppleだという思いがある。


本書はその前段階として、アナログの手帳とクラウドサービスのハイブリッド利用について論じている。
スケジュール管理から、タスク管理、目標、ライフプラン等、セルフマネージメントとしての手帳の活用を、evernoteを中心としたクラウドサービスを組み込んで具体的に示してくれる内容だ。
僕もevernoteを結構使ってるので、この塩梅には納得感があったよ。
(この読書録の下書きも、iPhoneやiPadで、隙間時間にevernoteに書き込んでいる )


こういう使い分けは人によるし、使うサービスやツールも人それぞれだろう。
作者も「好みを優先すべき」と言っている。
ただ機能や役割によって、アナログ/クラウドの使い分けを柔軟に行うコト。
その結果として生産性を上げ、創造性を高める自分なりの仕組みを作り上げるコト。
これは考えておいた方がいい。
最低でも隙間時間の使い方は大きく変わってくるはずだ。
本書はそういうコトを考えるキッカケになるし、一部は手を付けている僕のような人間にも参考になる視点がソコココにあった。


iCloudがどんな姿を見せてくれるのか。
Appleで囲い込み、コントロールされた世界なのか。
アプリのように多様性を内包するシステムなのか 。
それは今のところ分からないし、そこで全てが決着するモンでもないだろう。
でもジョブズが最後に手がけた作品だ。
きっと一つのスタンダードを示してくれると、僕は信じている。
楽しみ、楽しみ。


(evernoteは継続して使うと思うけど、Remember the milkあたりはどうかな、と思ってる。
iTunes Matchは期待したいけど、日本じゃ当分先かなぁ)